おしゃれなメゾネットのお部屋!どんなメリットとデメリットがある?

人気のメゾネットとは?

メゾネットとは、フランス語で小さな家という意味を持つ言葉。そこから、集合住宅の1階と2階以上の部屋を階段で繋いだ物件のことを「メゾネット」と呼ぶようになりました。テレビの情報番組やドラマにデザイン性の高いメゾネット住宅が登場し、おしゃれに敏感な若年層世代で憧れを持っている人も多いようです。
メゾネットでは、集合住宅に住みながら、一戸建てのような感覚で1階と2階以上の部屋を使用できます。住宅内に階段があるという点で「ロフト」と混同されがちですが、ロフトは1つの階の途中にスペースを作り、それを階段やはしごで繋いでいます。建築基準法でも居室ではないとされていて、物置という立ち位置です。一方のメゾネットは居室なので十分な広さもあり、光を取り込む大きな窓の設置も許可されています。また、同じ形状の建物をタウンハウスやテラスハウスと呼ぶ場合もあります。
メゾネットのお部屋に住むメリット・デメリット

メリット
一番のメリットは、来客スペースとプライベートスペースなど、階数ごとに使用目的を分けられることです。例えば1階をリビングにして2階を寝室にした場合、来客があっても2階の寝室を見られることはなく、プライバシーが守られます。
また、下の階への騒音を気にしなくて済むことも利点の1つです。上の階の音は下の階に響きやすく、そこに住人がいるとトラブルに発展してしまうというリスクがあります。しかし、メゾネットの2階以上の部屋なら階下に接するのも自分たちの居宅なので、走り回る年頃のお子さんがいるファミリー層も安心です。
デメリット
目立つデメリットとしては、室内に階段があるため、その分使用できるスペースが少なくなる点が挙げられます。
また、室内が吹き抜けになっていることが多く、室温の管理が難しいというところもマイナス要素です。暖かい空気は上に溜まりやすい性質があるので、1階で暖房をつけた場合、暖かい空気が2階に流れてしまい1階が寒いということも。室温が上がりにくいので、消費電力も必要以上に掛かってしまう可能性があります。床暖房の設備がない場合は、ホットカーペットなど足元から温めるような暖房器具を使用するほうがよいでしょう。
そして、部屋の中に階段があるので、高齢者の方は上下階の移動が負担になる可能性があります。歩行に慣れていない年齢のお子さんがいる場合も、安全面でのリスクがあります。